自殺


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自殺願望者及び、まわりの人たちのこころのケアが大変重要

自殺

 

人はなぜ自殺するのか

 

人はなぜ自殺したくなるのかという問いに対して、誰も明確な答えを出すことは出来ないと思います。しかし、自殺する引き金となるものはいくつかありますのでそれを紹介します。

 

人間関係のストレス

 

現代社会の抱える複雑な問題

現代社会では複雑で多種多様な問題を抱えています。日々、生活していく上でそれが重いプレッシャーとなって、どう処理したら良いのか分からなくなり、悲観的になったり、自暴自棄な気分に陥ってしまったり、必要以上に自分を責めたりしてしまうこともしばしばあります。

 

職場でのトラブルや家庭不和

様々なトラブルや不満が下人で仕事への意欲の消失や、自分自身の能力への疑問、自分が正等に評価されていないといった不条理を感じ、社会的に孤立したりします。また家庭内の人間関係のもつれから生じる摩擦や家庭崩壊、加えて経済苦境といったストレスの重層化と悪循環に苦しめられます。

 

学校でのいじめ

子供達にとって学校環境や友人関係は大人が考えているより遥かに重要であると同時に一種の閉鎖的社会でもあります。 大人の目線で「そんなことぐらい」と思えるようなことが、案外子供にとっては命にも替え難いほどの事柄であったりします。精神的にも未成熟な子供達にとって今の状況が将来を決定的にしてしまう様に思えて明日への希望を見失ってしまうのです。

 

喪失体験

 

精神的喪失感

人は配偶者、子供、親や親しい人が亡くなった時はとてもつらく、悲しい思いをします。一緒に死にたいと考えてしまう事さえあります。そんな時、こころを支えてくれる人がいないと、うつ的気分から抜け出せず、本当にうつ病になってしまいます。 また喪失体験は、失職、転職、単身赴任、引越し、リストラ、子供の独立からも起こりえます。

 

身体的喪失感

これらの社会的、精神的な喪失感のほかに身体的喪失感も見逃せない自殺の要因となります。病気や怪我で身体の機能を失うことは大変つらいことで、それが元で希望を失って自身がなくなってしまうのです。 また老化により目や耳の希望が衰えたり、更年期障害による不具合も身体的喪失といえます。これらが老年期うつ病の引き金ともなります。

 

自殺者の増加とその背景

 

世界に冠たる長寿大国であると同時に世界有数の自殺大国である日本、本当に平和なのだろうか。1年間に何万人もの自殺者が出るということは平和とはいえないのだ。ここ数年自殺が急激に増加し、5年連続で自殺者数が3万人を超えるといった非常事態となっております。この数字は交通事故で亡くなられる方の約3倍以上の数字で、また自殺未遂は既遂の20倍もあるといわれています。では、なぜ日本はこんな自殺大国になってしまったのでしょうか?

 

1.不況における先行き不安

 

まず第1に、現代日本における自殺増加の一因とされている不況による先行き不安からくる自殺者の増加である。ここ数年、自営業の方が不況で廃業になったり、働き盛りのサラリーマンがリストラされて無職になり、そのまま再就職できずに苦悩の末自殺という報道を良く耳にしました。最近ではこれに加え新たに、就職難の大学生による自殺者の増加が問題や、会社や上司に厳しいノルマを与えられ、心理的に体力的に追い詰められ、最終的にストレスが溜まりに溜まって過労自殺にいたるといった問題が増加しており、早急な解決策が求められています。

 

2.現代人が抱える心の問題

 

第2に、現代日本における自殺増加の原因とされているのが、現代人の抱える心の問題である。 作家の五木寛之氏は、自殺の起きる原因は何かという問いに対し、「こころが乾いてしまっているから人間の命が軽くなってしまう。軽い命は簡単に捨てることができるし、奪うこともできる。だから、自殺者の増加と凶悪犯罪の増加が並行して起こっているのだ」と述べている。また、五木寛之氏は今の時代を次のように述べている。「私たちは平和の中に住んでいる・・・しかし、ある意味ではこれは戦争である。それは心の戦争であり、インナー・ウォーという言葉がピッタリと当てはまるかもしれない。」

 

ネットでの集団自殺

昨今、問題となっている”ネット集団自殺(心中)” インターネットに存在する自殺系サイトの問題、また、人はどうして、ネットで簡単に意気投合し、集団自殺してしまうのか?

 

なぜ、ネット上で自殺系サイトができるのか?

日本では死について語ることをタブー視する傾向があります。その中で死にたいと思っている人にとって、その思いを語る場がない、そんな人にとって、ネットは重いがかなうすばらしい場所になります。また、ネットの中では匿名性の中で本音を出すことができます。ちょうどマニアックな趣味の人が集まるように「自殺」を思考する人々がネット上で集まることができます。さらにネット上の特質として、普通ななら話せないような内容、普通なら止められてしまうような会話を、ネット上でなら、思う存分することができるのです。苦しみ、悲しみに共感してくれる人が、このネット上にならたくさんいるのです。

なぜ、一緒に死んでくれる人を探すのか? 自殺系サイトの掲示板では、自殺について語り合うだけでなく一緒に死んでくれる人を探しあうことがあります。2003年のネット心中事件の時もそうでした。ではなぜそんなことをするのでしょうか?  この事件の男性がはっきりと語っています。

「1人で死ぬのは寂しい」と、本当に覚悟の上の自殺なら予告も相談もせず、自分ひとりで確実に死ねる方法をとりますが、若い人たちの自殺は、覚悟の自殺ではなく、心の奥底では生きることを願っていることが多く、寂しさからの自殺なのです。ですから、寂しさを紛らわすために相手を探すのです。

現実の世界でも、女子中学生などが、友達に誘われ、同情し、いっしょに死んでしまうことなどがあります。また、恋人、夫婦、家族が、心中することもあります。こんな相手を持っていない人は、以前なら1人で孤独に耐えるしかなかったのでしょう。しかし、現代ではネットを通して、同じ思いを持った人とで出会えるようになったのです。

 

なぜ実際に死に至るのか

ネット上の文字によるコミュニケーションでは、実際の対面コミュニケーションや、電話、手紙と比べて、感情が短時間に一気に燃え上がる傾向があります。これは恋愛感情も敵意にも当てはまることで、出会い系サイト問題や、ネット上の争いの問題などがおきやすいのはこのためなのです。

また、ネット上でのコミュニケーションは、普通の人間関係と違い狭い範囲に集中してしまうことも良くあり、そのテーマだけで人間関係が出来上がり、その話題に関してだけ、どんどん深まっていくことができるのです。

そうゆうこともあって、自殺系サイトでは、自殺の話題だけで盛り上がってしまい、具体的な自殺の準備を始めたり、そのために会うときになっても、誰も互いにブレーキを掛けるものがなく、むしろ互いに後戻りできない状態になってしまう場合があります。

 

自殺系サイト、自殺掲示板の功罪

自殺系サイトに集まり、自殺掲示板に書き込みをしている人たちは、皆次々と自殺してしまう。ネット心中事件など大きな事件報道がある度にそんなイメージを持ってしまう人がいるでしょう。 しかし、そんなことはありません。もしもそうなら、自殺サイトは次々となくなっていくはずです。  実際には、多くのサイトが継続しています。集まる人々は、死にたい、死にたいと語りつづけて、明日もまた自殺サイトにやってきては、また自殺掲示板を見るのです。 (だからといって死ぬ死ぬといっている人間に限って死なないなどという誤解はしないで下さい。) 自殺への思いを語ること自体は、むしろ自殺予防の効果さえあるでしょう。 ただし、ネット心中事件のように、具体的な自殺の準備をスタートさせてしまうことになると、やはり危険なサイトということになるでしょう。

 

自殺系サイト規制と自殺予防

自殺系サイトは危険だ。それでは自殺系サイトを規制すればいいのでしょうか?それでは根本的な解決にはならないと思います。もし、自殺系サイトを規制しようと思っても、彼らは隠語などを使い地下に地下にと潜るだけでしょう。それに、たとえば自殺予防を一つの目的としているサイトの掲示板にも死にたいという書き込みがあります。そういう掲示板も閉鎖すればよいのでしょうか。 危険なもの、悪いものを規制するのではなく、むしろ良いもの、予防効果のあるものを増やしていく方が、効果的なのではないかと思います。

実際に、「自殺」で検索をかけているうちに自殺予防サイトにたどり着き。自殺を考えていましたが、思いとどまりましたという人もいるのです。 自殺系サイトに人が集まるのは、それだけの意味があります。それに負けないような自殺予防系サイトを増やしていくしかないと思うのです。

 

自殺系サイトとネット自殺予防のこれから

事件のあるたびに締め付けはあるのでしょうが、自殺者が減る傾向は見られず、むしろ自殺者が増える傾向にある中、よりネットの普及率およびネットの重要性が高まる中、自殺系サイトも増えていくでしょう。それに負けないよう自殺予防サイトを作っていくことが重要だと思います。 インターネットの躍進など色々なコミュニケーションツールが現れた反面、若い世代ほど、そのコミュニケーションがどんどん下手になっています。

社会全体が、豊かになり、清潔になり、きれいになった、その副作用として心の闇の部分を人に話すのが、とてもしにくい社会になってしまいました。

本当は、悩みを身近な人に話せるのが一番いいのですが、対面では話せない人が、電話相談をするようになり、電話でも話せない人が、もっと匿名性が高く、もっと本音が出しやすいインターネットの世界に集まっています。 だからこそ、自殺を予防する目的を持ったサイト「自殺予防サイト」を作っていかなければならないのです。

 

自殺の伝染

ニュースで衝撃的な自殺の報道が起きた直後、自殺者の後を追いかけるように自殺が連鎖していくことが多々あります。自殺願望のある人にとっては自殺のきっかけとなり、私も死んでしまおう等と思うのです。ですので、死を美化しすぎたり、死によって問題が解決したとする報道は慎まなくてはなりません。また、私たち周囲に自殺準備状態の人がいれば、こういう時には、特に注意を払う必要があります。

 

うつ病と自殺の関係性

うつ病と自殺とは関係性について、うつ病と自殺は決して無関係ではありません、それはうつ病から自殺へと発展する恐れがあるということです。よく、うつは心の弱い人だけがかかるもの、気の持ちようでなんとかなるものと思われがちですが、決してうつは気の持ちようで何とかなるものではありません。うつ病は誰にでもかかる可能性のある病気なのです。また、うつ病はかかっている本人が気づかないまま放置し思いうつ病に発展する恐れもあり、周囲の理解・サポートも必要です。

このようにうつ病と自殺には関係があり、自殺する人の数が年々増えてきています。自殺予防の第一歩であり、また心身共に健康で生活するためにも、うつ病の予防・早期発見・早期治療が重要なテーマのひとつだと思います。

 

自殺を予防するには

上記で簡単に説明したうつ病には、うつ病のサインというものがあります。例えば、「最近何事にも興味がわかず楽しくない」、「気力・集中力の低下を自覚する」、「以前に比べて表情が暗く元気がない」等々、色々なサインを発しています。このように自殺者に自殺にいたるまで色々なサインを発している場合が多く、これらのサインを送球に察知し自殺を予防する必要があります。

簡単ではございますが、自己チェックとして「心の健康度」と周りや家族の人のチェックとして「自殺防止のための判断基準」というチェック表を掲載してみました。もし、以下の項目に該当するようであれば早期に病院に相談することをお薦めいたします。

 

心の健康度自己評価表


A 1 毎日の生活が充実している

はい

いいえ

2 これまでも楽しんでやれていたことが、?いまも楽しんでできていますか?

はい

いいえ

3 以前は楽にできていたことが、?今ではおっくうに感じられますか?

はい

いいえ

4 自分は役に立つ人間だと考えること?ができますか?

はい

いいえ

5 わけもなく疲れたような感じがしますか?

はい

いいえ

B

6 死について何度も考えることがありますか?

はい

いいえ

7 気分がひどく落ち込んで、?自殺について考えることがありますか?

はい

いいえ

C 8 最近(ここ2週間)ひどく困ったことや?つらいと思ったことがありますか?(それはどんなことでしょうか?) はい

いいえ

※6の死は「自殺に結びつくような死」を意味します。
A項目(1?5)・・・2つ以上
B項目(6?7)・・・1つ以上
C項目は内容により判断 (配偶者や家族の死亡・親戚や近隣の人の自殺・医療機関からの退院などの場合)
※上記項目いずれか該当すれば専門家への相談をお勧めします。

 

自殺防止のための診断基準

※家族の一員で以下の項目に当てはまる方はいませんか?

1

最近友人や知人との付き合いは少なく、1人でいることが多い。
2
最近ストレスになるようなことがあった。
3
ここ3ヶ月、むやみに自分を責めたり、自信がなさそうな話し振りや
態度をしたり、あるいは暗い内容の話をしたりする。
4
何か病気を苦にしているようだ。
5
ここ6ヶ月の行動で、何か以前と変わったなと感じることがある。
6
部屋や家に引きこもりがちで、外出するのが億劫そうだ。
7
ここ3ヶ月、眠れない日が多いようだ。
8
すぐに興奮したり、落ち込んだり、気分の変わりやすい傾向があるようだ。
9
ここ3ヶ月、あまり食欲がないか。あるいは痩せてきたようだ。
10
精神科、神経科、あるいは心療内科を受診している。

 

3?5項目該当:イエローカードです。早めに医療機関を受診してください。 

6項目以上該当:レッドカードです。すぐに医療機関を受診してください。

 

 

自殺願望者への対応

今まで、自殺のサインを発見し、早期に対策を打つことが重要と説明してきました。 では実際、あなたがそのような立場にたたされたらどう対処したらいいのでしょうか?

 

もし、「死にたい」と告白されたら…

もし、あなたが誰かに「死にたい」と告白されたら、あなたならどうしますか?誰だってびっくりします。ショックを受けます。そして不安になり、冷静さを失います。そこで、人は正論をはきます。「もっと強く生きよう。」「死んで何の得があろうものか」等々・・・

これらの言葉はただしい言葉です。

しかし、これらの言葉は自分の不安を和らげるための言葉で相手の不安を和らげるためのものではありません。 人は悩みがそれほどでもないときは、元気な励ましで強くなれます。しかし、自殺したいという深い悩みを抱えている人にとって、前向きな正論をぶつけられても「ああ、この人もわかってくれないのか・・・」とその場を去っていくだけです。そこに解決の道はありません。ただ明るく前向きな励ましの言葉がいつもいいとは限りません。

 

まずは、話を聞いてあげましょう。

一番必要なことは聴いてあげることです。死にたいなんて言われたら、人は誰でも不安に陥り、「死ぬんじゃない」とか言いたくなりますが、それでも、まずは、「どうしたの?」と話を聴きましょう。説教する前に、相手の言葉に、相手の心に耳を傾けちゃんと話を聴きましょう。 死にたいと言ってきた人の自殺を予防するためには、まずは、ともかく話を聴きくことです。

このような話を聴くことは、楽しいことではありません。話を聴く方も辛い作業となります。しかし、自殺予防のためにはそれが必要なのです。 死にたいと思うほどの苦しみ、辛さ、悲しみ、悔しさ、恨み、怒り。話さないままで死んじゃうなんて、そんなことしないで、どうか話してくださいと。 話を聴いてもらうことは、私たちが想像している以上に、自殺予防の大きな力になります。話を聴いてもらい、共感してくれることは、生きる意欲につながっていくのです。
会話をしている間は自殺できません。正論を吐いて会話を終わらせないで、ともかく会話を続けましょう。「また電話してくださいね。」・「明日また話してね」等々・・・、話を聴き、共感することで生きる意欲につながり、自殺予防につながります。また会話を続けることで自殺を先延ばしにできます。自殺を先に延ばせれば、その間に弱った心が次第に回復します。そうなれば苦しい現実が何も変わらなくても人は死のうとはしなくなります。 だから、話を聴きましょう。

 

自分をしっかりと守ろう

こんな暗い話を聴き続けることはとても辛い。だから、自分の心をしっかり守りましょう。あなたが、強さや冷静さを失ってしまっては、相手を助けることが難しくなります。なので必要以上に背負い込まず、あなたの出来る範囲で精一杯やりましょう。 自分を守るためにも自分を助けてくれる人も探しましょう。自殺の話は相手の信頼を裏切ってはいけませんが、自分ひとりで抱え込むにはとても大きすぎる話です。職場や、学校、家庭、信頼できる他の人と、その問題を共有しましょう。

 

カウンセリング的面接の目標を持とう

カウンセリング的面接の目標を持って相手と接するようにしましょう。カウンセリング的面接とは、ただ、相手の話を聴くだけではありません。カウンセリングの人間観は、「人は自ら良くなる力を持っている」という人間観です。
人は、心の健康を取り戻せば(自己一致できれば)、必ず自ら生きる意欲を取り戻すことができるという信念に基づいています。だから、ただ人の話を聞いて、その結果、その人がどうなろうともその人の自由だとは考えません。相談者の自由と自己決定は確かに重んじますけれでも、その人が何をしても勝手だと考えているわけではありません。心が弱り、生きる意欲を失っている人、やけになったり、いじけたりして、自己決定力が一時的に弱っている人々に、話を聴くことで共に寄り添い、側面からサポートし、その人が心の健康を取り戻し、真の自己決定ができるようになることが、カウンセリングの目標なのです。
きっとそうなることができると信じているからこそ、じっくり、人の話を聴くことができるようになります。 そして、自殺は、冷静な自己決定の結果による決断ではなく、心が弱り(自殺の準備状態にあり)、孤独と絶望感に押しつぶされた結果の行為ということを知るのです。

 

伝えたいメッセージ

あなたの大切な人を考えた時、大切な人に自殺なんかして欲しくない。でも、ただ生きているからいいというわけじゃなく、できることなら、いきいきと暮らして欲しいと誰もが願うことでしょう。

だから、心が弱っている人にこういうメッセージを伝えるのがいいと思います。「あなたも愛されているし、あなたも一人ではないのですから」このメッセージを伝えるとても有効な一つの方法が、お説教ではなく、カウンセリングであり、傾聴し、共感するという技法なのです。相談に乗っている時に、死にたいと思っている人の話を一生懸命聴くことに加えて、何かを語りたいとしたら、こういった言葉がいいと思います。「あなたの話を、もっと、もっと、聴きたい。」・「あなたが死んだりしたら、私はとても悲しい」
自殺予防の方法 原則と、そして、 「自殺予防の標準的な話としては、話を聴こう、共感しよう。」です。だからといって、いつも原理原則に縛られることはありません。時と場合によっては、特別な方法が効果的なことも確かにあります。

 

例えば、「死ぬな、ばかやろう!」と、泣きながら殴りかかって、自殺を防止できたこともあるでしょう。基本的な原則から、かけ離れたか行動もしれません。しかし、この二人の特別な人間関係、この時の特別な状況下にあっては確かな効果が出ているのです。
「学者」の中には、一般的な原理原則だけで、個々のケースが見えなくなってしまう間違いを起こす人もいます。また、「個人」の中には、自分自身の体験を一般化しすぎて、原理原則や、他のケースを認めない人もいます。どちらも、気をつけましょう。
実際、死にたいと思っていて、そこに、生きようとする言葉、人生はすばらしいという言葉が伝えられたり、励ましを受けて、結果、死を思いとどまる人々は例外的ではなくて、たくさんいるのです。

 

残された人たちの心のケア

もし、あなたの大切な人が自殺してしまったら・・・ あなたにの頭の中には「なぜ?」という重い問いかけが居座り続けるのではないでしょうか?

どうして気がついてあげられなかったのだろうか、 どうして助けてあげられなかったのかと自分を責めていませんか? また、あの時、自分がもっと優しくしてあげていれば自殺なんかしなかったかもしれないのにと思っていませんか? あるいは、なぜ自殺なんかしたんだとその人を責めたりしていませんか?

時間が経過しても残された人の心の重荷は簡単に消えることはありません、むしろその心の重荷が時間の経過とともに膨れ上がり、自分も死んでしまいたいとまで思ってしまう人がいます。

自殺は、その人や家族やまわりの人たちに経済的にも精神的にも大きな影響を与えます。
ですので、自殺を予防することは大変重要です。こころのケアは、自殺願望者だけでなくその家族やまわりの人たちのこころのケアも大変重要です。

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